ピルを使った月経移動のギモン5個
中用量ピル(※1)を使って、大切な日に生理が当たらないように、生理周期を変えることができます。
生理周期を早める方法、遅くする方法。ピルの飲み方など疑問にお答えします!
Q1.何日前くらいに婦人科に行ったらいいの?
Q2 .婦人科に行ったら何を聞かれるの?
①最終月経日(前回の月経が始まった日)
②月経周期
③月経を移動させたい希望日
④月経移動させたい理由
をお伺いします。
希望日や生理周期によって、おすすめのピルの種類や、月経を早める形で移動するのか、月経を遅くする形で移動するのかなど、一緒に決めていきます。
Q3.ピルをもらうには内診台に乗らないといけないの?
内診(膣内の診察)は不要で、問診だけですので、安心です。
Q4.副作用って何があるの?
吐き気が出る場合があります。(服用してみないと吐き気が出る体質かどうかわかりません。吐き気が出る人は稀ですが、吐き気が出た場合、嘔吐するくらいきつい人もいます。)稀に血栓(血管の中にできる血液の塊)ができてしまうリスクがあります。
遅くする場合は、旅行や受験、試験の当日も服用している状態なので、イベント当日に副作用が重なってしまう可能性があります。できたら2ヶ月前に受診して、前の月経をずらすことをおすすめします。
Q5.金額はどのくらい?
自費なので、医療機関によって金額が違うので、問い合わせしてみてください。
だいたい3,000円〜7,000円くらいが平均です。ちなみに、自費診療(病気のような症状があるわけではないので医療保険は使わない)なので、保険証は不要です。
大事なイベントのために1回だけ月経移動するなら、中用量ピルを使用します。受験などのように、長期間に渡り生理コントロールが必要な場合は、半年くらい前から低用量ピルによる月経移動という選択肢もあるので、婦人科に相談してみましょう。
※1 卵胞ホルモン(エストロゲン)の含有量に応じて、中用量ピル・低用量ピル・超低用量ピルに分類されます。月経移動に使用されるのは中用量ピルもしくは低用量ピルです。
月経移動は、月経を早める方法と遅らせる方法の2種類があって、余裕をもって2ヶ月くらい前に受診するのが理想的です。生理をずらしたい希望日(受験、試合、旅行等の当日)の1週間前に受診がギリギリで、月経移動に間に合いますが、希望日の当日もお薬を服用することになります。